ペット里親会さんより シェリちゃんをお預かりしました


amzn_2016-11-09_14-37-03

シェリちゃんは、6月2日生まれ。5ヵ月。体重900グラム。
吐くので調べたら巨大食道症と判明。本来ならとても高い値段で売買されていたかもしれないシー・ズーですが、この病気で流通からは外れてしまいます。病気の子を待っているのは殺処分。でも、いまはいろいろなボランティアがこういう子を預かるようになっています。
「長くは生きられないかもしれない」
とペット里親会さんのサイトにありました。

巨大食道症のシーズーの子犬の保護、シェアのご協力をお願い致します。2016年11月07日 10:55

「寿命は短く、長くて一年半、
大体は一年以内に亡くなるそうです」

この言葉にグッときてしまいました。保護犬の華ちゃん(保護時は「マニちゃん」)を預かってわずか2年半ほどで急に亡くなってしまった経験をしたばかりですが、もし少ない命なら、なおのことまっとうさせてあげたい……。

それに、調べてみると、巨大食道症でも生き延びている子もけっこう多いことがわかりました。

大変なのは食事です。食道に溜まる症状なので、食べたものを吐いてしまう。胃まで行かないので栄養が足りない。人間でもそうですが吐くってけっこう消耗しますし。そこから呼吸器に食べ物が入って肺炎を起こしてしまう(誤嚥性肺炎ですね、人間でもお年寄りでは注意が必要です)。肺炎になったら、そもそも栄養も足りていない子犬はひとたまりもない、というのが「長くて一年半」なのだと思います。

華ちゃんを失った経験から「ちょこはなプロジェクト」を立ち上げましたが、前提としては「いまできることをやる」。その中に実際に引き受けることは含まれていませんでした。

「もう飼うのはムリじゃないか」

それは、気持ち的にも、私たちの年齢的にも、「ペットロスなら次の子を飼えば解消しますよ」といった言葉ですぐに「はい、では」とは言えないのでした。

ただ、今回、すぐにペット里親会さんに名乗り出たのは、私たちとしては子犬を引き受けるなら最後のチャンスだろうな、という思い。さらに、「長くて一年半」を引き受けるなら、私たちは適任ではないかと思ったからです。来年の11月のことは、いまは考えず、「いまを生きる」こと。それは私たちにも必要なことでした。

「一緒に、生きてみよう」

華ちゃんが生きることのできなかった日々を、もう少しだけこの子と生きてみようかな、という気持ちになりました。

ペット里親会では、原則として毎週日曜日に東京・板橋で譲渡会を開催しているので、そのときにお会いして引き受けるつもりで、たまたま時間があったので、昨日(11月9日)、午前中にペットシートなど最小限のものは揃えました。

すると午後、「今日、いろいろ回るのでお届けしたい」との連絡。

びっくりするタイミングです。こういうものなのですね。例によって不思議なことがいっぱいあります。ペットシートを買いに行こうと外に出たら、チョコと華をよく知っているご近所の奥様にバッタリ。シー・ズーを飼っていて散歩のたびに会っていたのに、亡くなって散歩をしなくなれば、当然会わなくなってしまう……。それが、散歩の時間でもない中途半端な時間に出かけたのに、ちゃんとそこにいらっしゃる。「引き受けようかと思って」なんて立ち話をして。帰宅すれば、マンション内の愛犬家たちに偶然にも次々とお会いする……。

ペットを飼っていらっしゃる方なら、必ずといっていいほど、こうした驚きのタイミングを経験されていると思いますが……。
また、それが始まったのでした。

夜の8時前に到着。
シェリちゃんのお届けです(*^^*)2016年11月09日 23:44

元気です。ベイリーチェアと呼ばれるそうですが、巨大食道症の子を立たせた姿勢で食事させ、なおかつ食後しばらく胃に落ちるまで(約30分)、立たせたままでいるためのイスなんですけど、それもボランティアさんたちが手作りしていただき、さっそく食べてみたり。
興奮してしまって、なかなか寝付かないものの、とにかく5ヵ月にしては小さい、細い、毛並みもちょっと寂しいのですが、元気いっぱい部屋の中を走りまわる。オモチャで遊ぶ……。

私たちは、いつの間にか自然にこの子を「はな」と呼んでいました。どうしてもシェリちゃんという名前が出てこないので……。

というわけで、勝手ながら登録名は、「花」にしようと思います。

ときどき、様子をここでご報告させていただきます。よろしくお願いいたします。

%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc46860
ミニ写真集『笑顔をありがとう』は↑バザー会場で販売しています。

ちょこはなプロジェクトでは、ミニ写真集『笑顔をありがとう』の収益金の寄付のほか、自分たちでできる範囲の活動をしています。
これまで微力ながら寄付やご協力をさせていいただいた団体さんの一例です。
NPO法人ペット里親会

ARCh Animal Rescue Chiba

Angel’s Taleシーズーレスキューネットワーク

アイドッグ・レスキュー隊

レスキューさくら会

ミニ写真集「笑顔をありがとう」発売中!


詳しくはこちらへ


関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP